Arch Linux - 再インストール

Arch Linux の再インストール
Arch Linux(または他の Linux)がディスクに存在する状態で、Arch Linux を再インストールする場合の手順を説明します。
設定ファイルのバックアップ
Linux においては、各ソフトウェアなどの設定ファイルは、ホームディレクトリに保存されます。

/home をパーティションに割り当てて使用していない場合、ホームディレクトリは、Linux OS のパーティション上に存在するため、再インストール時にパーティションをフォーマットした時、それらのファイルも消去されてしまいます。

基本的に、ホームディレクトリ上の各ディレクトリやファイルをまるごと保存しておけば、ファイルを元の場所にコピーするだけで、以前の設定を復元させることができます。

ホームディレクトリをまるごとバックアップすることもできますが、~/.cache などでは、キャッシュファイルなどの作業ファイルも含まれているため、設定ファイルのみに限定して保存しておいたほうが良いです。

設定ファイルは、「~/.<appname>」「~/.config/<appname>」に保存されているので、ディレクトリの中身を確認した上で、それらをディレクトリごと保存しておいてください。

必要に応じて、ブラウザのブックマークや、日本語入力の単語登録などをバックアップしておくと良いです。
パーティションのフォーマット
バックアップなどが済んだら、インストールメディアを起動します。

Arch Linux を、同じディスクに対して、同じパーティション構成のまま、再インストールしたい場合は、パーティショニングの処理は行わずに、フォーマットへと進みます。

まず、Arch Linux OS 用のパーティションは、必ずフォーマットして、ファイルすべてをクリアします。
フォーマットしなければ、元のファイルが残った状態で上書きすることになってしまいます。

次に、UEFI ブートパーティションが存在する場合は、元の Linux が作成したブートファイル等は削除しておいた方が良いので、ディスクに対して1つの OS しかインストールしていない場合は、FAT32 で再フォーマットして、クリアするのが一番手っ取り早いです。

もしも複数の OS がインストールされている場合は、一度 UEFI ブートパーティションをマウントした後、不要なファイルを rm コマンドで手動で削除して、アンマウントしてください。

(UEFI ブートパーティションをマウント)
# mount /dev/sda1 /mnt
        ~~~~~~~~~

(マウント先へ移動)
# cd /mnt

(ファイル一覧を表示。-l で詳細)
# ls

(ファイルやディレクトリを削除)
# rm <files>
# rm -r <directory>

(元の位置に移動し、アンマウント)
# cd ~
# umount /mnt
バックアップの復元
その後は普通にインストール作業を続けてください。

新しくインストールした Arch Linux を起動した後、ホームディレクトリのバックアップファイルを、新しく作ったユーザーのホームディレクトリ上にコピーして、復元してください。

※ホームディレクトリにファイルをコピーする時は、一般ユーザーにログインした状態で行ってください。

※ ~/.config は初期状態では作成されていないので、必要に応じて mkdir コマンドで作成してください。

$ mkdir ~/.config

※ ls コマンドは、デフォルトで、先頭に '.' が付く隠しファイルを表示しません。
すべてのファイルの一覧を表示したい場合は、-A オプションを付けてください。

(ホームディレクトリのすべてのファイルの一覧を表示)
$ ls -A ~

tar.* で圧縮してバックアップした場合は、以下のコマンドで、指定ディレクトリにファイルを展開できます。
(ファイルの圧縮時は、ホームディレクトリをカレントにした状態で、圧縮しておいてください)

$ tar xf <archive_file> -C <directory>