(Linux/X11) ディスプレイの省電力機能を無効にする

DPMS 機能を無効にする
パソコン上で何も操作されていない時間が続いた時に、自動でモニタを切ったり、省電力モードに移行させる機能を、
DPMS (Display Power Management Signaling)」と呼びます。

この機能は Xorg 1.8 から自動で有効になっていて、デフォルトで 10 分くらいに設定されています。
PC で 10 分以上の動画を見たりする人にとっては厄介な機能なので、設定ファイルで常に無効にする方法を紹介します。
無効にする設定ファイル
Section "Monitor"
    Identifier "LVDS0"
    Option "DPMS" "false"
EndSection

Section "ServerLayout"
    Identifier "ServerLayout0"
    Option "BlankTime" "0"
    Option "StandbyTime" "0"
    Option "SuspendTime" "0"
    Option "OffTime" "0"
EndSection

上記の内容を「10-monitor.conf」という名前でテキストファイルとして作成し、「/etc/X11/xorg.conf.d」ディレクトリにコピーします。

$ sudo cp 10-monitor.conf /etc/X11/xorg.conf.d

※設定は次回の起動時に適用されます。

この設定ファイルにより、省電力機能が無効となり、無操作で何分過ぎてもモニタが切られることはありません。
手動でモニタを切る
DPMS 機能を OFF にすると、当然、長時間 PC から離れた場合もモニタが点いたままになるので、手動でモニタを消したい場合があるかもしれません。
その時は、xset コマンドを使います。

<パッケージ名>
Debian/Ubuntux11-xserver-utils
Arch Linuxxorg-xset

# モニタを切る
$ xset dpms force off

# スタンバイ状態に
$ xset dpms force standby

# サスペンド状態に
$ xset dpms force suspend